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April 28, 2006

テレビから広告スポンサーが離れている

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TNS Mediaが発表したこちらの統計によると、2005年の全米地上波テレビ番組への広告の総額は前年度を割り込んでマイナス成長となっている。 逆に10%を超える成長率を示したのが、インターネット広告だ。 テレビはTiVOをはじめとするDVRの普及により、コマーシャルをスキップされる可能性が高くなり、元々ターゲット層を限定にしくいのに、広告コストの高いテレビコマーシャルからスポンサーがどんどん離れているのだ。 


想定消費者に到達しているか?

テレビにコマーシャルを出せば短期間に莫大な視聴者に到達することができる。 しかし、その視聴者の中にはTiVOでスキップする人もあれば、コマーシャルの製品の対象消費者で無い人も含まれる。 その点、インターネットの広告は、AdSenseなどの技術によりページ内容と連動しているから効率が良い。
デジタルサイネージの場合は、さらに「お店に財布を持って来ている顧客」が対象なので効率は圧倒的だ。 

未成年も多く見ているスポーツ番組にビールのコマーシャルを出すのと、スポーツバーやリカーストアのデジタルサイネージにコマーシャルを出すのではどちらが想定消費者への到達率が高いだろうか。

視聴者の絶対数で見ても、ウォルマートなどの大手ストアの店内テレビは大手ネットワークと十分肩を並べる。 
例えばNBCなどの大手ネットワークのテレビにコマーシャルを出すと、4週間で9千4百万人に視聴者に到達することが可能だ。ウォルマートへの来店数をウォルマートテレビの視聴者数と考えると、同じ4週間の視聴者は7千9百万人。 これに、想定消費者への到達率を掛ければ、スポンサーとしてどちらに広告を出したいかは明白だ。

ある会社が、スーパーの同じ清涼飲料水売り場でデジタルサイネージにより、1社のブランドコマーシャルを流した場合と、デジタルサイネージを使用しなかった場合で、買い物客がそのブランドを選ぶ確立を比較したところ、デジタルサイネージを使用した場合、70% 上昇したという。 数時間前にテレビコマーシャルで見たコマーシャルと、買い物客がその場(Point of Purchase)で見たコマーシャルでは、効果の現れ方がはっきりしている。

こちら側の AdSense

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GoogleはAdSenseによって、一般人のBLOGという小さな媒体を新たな広告市場として開拓した。 これは広告スポンサー側に新しい広告の場を提供しただけではなく、ブログ管理者という一般人に収入源をもたらしたことで画期的だった。 

私はスモールビジネス向けのデジタルサイネージは、リアル社会での AdSenseになりうると考えている。 レストラン、商店、美容院、クリックなどで小型のフラットパネルディスプレイを使い、お店の商品の宣伝はもちろん、他のローカルビジネスの宣伝も表示する。 

たとえば、

小児科クリニックの待合室 に 地元の子供向けスクールの広告
美容院 に 地元レストラン
レストラン に ビールブランド
タクシー に ホテル
ホテル に フードデリバリー

広告主は地元ビジネスである必要は無いが、店舗、ロケーションを選択することで、ターゲットを絞り込むことにより効果の高い広告活動ができる。 ディスプレイを提供する側は、スポンサーを着けることにより、ディスプレイの設置、メンテナンスのコストをカバーできるだけでなく、広告収入を得ることも可能だ。

メディアクラフトがソフトウエアを提供しているChyron社の ChyTV では、ガソリンスタンドオーナーが洗車待ちの顧客向けにテレビを設置し、その画面に合成する広告を売り出したところ、毎月3000ドル近い収入となっているという。 ビジネスとしては小額かもしれないが、ガソリンスタンド経営者の雑収入としては馬鹿に出来ない額というところが、個人のAdSense収入と似ている。

もちろん、こうした環境を整えるためには、インターネットでGoogleがやったように広告主とディスプレイ設置店を結びつける仲介が必要になる。 ターゲット層、表示時間、表示頻度、表示期間などを細かく設定し広告主から広告料を徴収し、それをディスプレイ設置店に配分する。 ディスプレイ設置店では契約どおりの時間、期間、回数、その広告が表示されることを確認するシステムも必要だ。

April 23, 2006

デジタルサイネージとは The Next Big Thing

デジタルサイネージとは、ここ数年で急速に広まっている新しい情報メディアだ。
公共のスペースに置かれたディスプレイを使った新しいメディアはフラットパネル・ディスプレイの登場と、ブロードバンドインターネットの普及で急速に市場を広げている。

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ディスプレイ・サーチ社によるデジタルサイネージ・ディスプレイの定義は以下の通り:

Displays intended to be used in Out-of-Home, Public environments and viwed by more than one individual simulaneously to convey information, advertising or other forms of "messaging" with full color, full motion capabilities.

すなわち:

情報、広告、またはそのほかの形態でメッセージを伝えるためのディスプレイで、家庭内ではなく、公共の場所で同時に一人以上の個人により見られることを目的とし、フルカラー、フルモーションで情報を伝達できる。

身近なところで言えば、空港の案内ディスプレイや、ウォルマート(大手ディスカウント)の店内テレビ、アルバートソン(大手スーパー)のレジ横ディスプレイなどを思い浮かべてもらえばわかりやすいだろう。 

デジタルサイネージは相手を選ばず垂れ流し式のテレビ等のマス・メディア広告と異なり、財布を持って買い物に来ている消費者に商品のすぐ横(Point-Of-Purchase)で宣伝を行うことができるため、費用対効果が格段に高いと注目されている。

ここ数年のデジタルサイネージ市場の成長率は、毎年30~50%の急成長を続けており、この傾向は2009年頃まで続くと見られている。 これがAV、広告業界の両方で Next Big Thing と見られている理由だ。


はじめに

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2006年4月23日。 
13回目の結婚記念日から5日目。 
ハワイのカウアイ島へ着て5日目。

新しいブログの最初のエントリを書いている。

これからこのブログを通じて、私がなぜこの歳で2回目の独立をして、アメリカで二つ目の会社を立ち上げたかを語ってゆきたいと思う。

なぜ、「デジタルサイネージ」 と 「コントロールシステム」、「ウエブアプリ」 に興味を持ち、この市場が拡大すると確信しているか、それを少しずつ記録して行きたい。

April 10, 2006

プロフィール

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高坂悟郎

高校を卒業後、渡米。 アリゾナ大学でサマークラスを受けた後、世界20カ国の若者とホームステイをしながら世界を回るグループ、Up With People に参加、18カ国、88都市を回る。 ツアー終了後、ドイツ~アイルランドを放浪。
帰国後、グラフィックデザイナーのアシスタントとしてコンピュータグラフィクスを独学。
デジタルビデオ機器メーカに海外営業担当として就職。 同時に夜間で電気通信大学に通い、情報工学科を卒業。
上司の設立した新会社に合流、社員が2名から50名近くなった頃、米国に現地法人子会社を設立するために家族を連れて渡米。
渡米五年後、カリフォルニア州サニーベールにメディアクラフトLLCを設立。

好きな映画:ブルースブラザース
好きな作家:ジョン・グリシャム、ルイス・サッカー、パトリック・F・マクマナス