テレビから広告スポンサーが離れている

TNS Mediaが発表したこちらの統計によると、2005年の全米地上波テレビ番組への広告の総額は前年度を割り込んでマイナス成長となっている。 逆に10%を超える成長率を示したのが、インターネット広告だ。 テレビはTiVOをはじめとするDVRの普及により、コマーシャルをスキップされる可能性が高くなり、元々ターゲット層を限定にしくいのに、広告コストの高いテレビコマーシャルからスポンサーがどんどん離れているのだ。
想定消費者に到達しているか?
テレビにコマーシャルを出せば短期間に莫大な視聴者に到達することができる。 しかし、その視聴者の中にはTiVOでスキップする人もあれば、コマーシャルの製品の対象消費者で無い人も含まれる。 その点、インターネットの広告は、AdSenseなどの技術によりページ内容と連動しているから効率が良い。
デジタルサイネージの場合は、さらに「お店に財布を持って来ている顧客」が対象なので効率は圧倒的だ。
未成年も多く見ているスポーツ番組にビールのコマーシャルを出すのと、スポーツバーやリカーストアのデジタルサイネージにコマーシャルを出すのではどちらが想定消費者への到達率が高いだろうか。
視聴者の絶対数で見ても、ウォルマートなどの大手ストアの店内テレビは大手ネットワークと十分肩を並べる。
例えばNBCなどの大手ネットワークのテレビにコマーシャルを出すと、4週間で9千4百万人に視聴者に到達することが可能だ。ウォルマートへの来店数をウォルマートテレビの視聴者数と考えると、同じ4週間の視聴者は7千9百万人。 これに、想定消費者への到達率を掛ければ、スポンサーとしてどちらに広告を出したいかは明白だ。
ある会社が、スーパーの同じ清涼飲料水売り場でデジタルサイネージにより、1社のブランドコマーシャルを流した場合と、デジタルサイネージを使用しなかった場合で、買い物客がそのブランドを選ぶ確立を比較したところ、デジタルサイネージを使用した場合、70% 上昇したという。 数時間前にテレビコマーシャルで見たコマーシャルと、買い物客がその場(Point of Purchase)で見たコマーシャルでは、効果の現れ方がはっきりしている。


