こちら側の AdSense

GoogleはAdSenseによって、一般人のBLOGという小さな媒体を新たな広告市場として開拓した。 これは広告スポンサー側に新しい広告の場を提供しただけではなく、ブログ管理者という一般人に収入源をもたらしたことで画期的だった。
私はスモールビジネス向けのデジタルサイネージは、リアル社会での AdSenseになりうると考えている。 レストラン、商店、美容院、クリックなどで小型のフラットパネルディスプレイを使い、お店の商品の宣伝はもちろん、他のローカルビジネスの宣伝も表示する。
たとえば、
小児科クリニックの待合室 に 地元の子供向けスクールの広告
美容院 に 地元レストラン
レストラン に ビールブランド
タクシー に ホテル
ホテル に フードデリバリー
広告主は地元ビジネスである必要は無いが、店舗、ロケーションを選択することで、ターゲットを絞り込むことにより効果の高い広告活動ができる。 ディスプレイを提供する側は、スポンサーを着けることにより、ディスプレイの設置、メンテナンスのコストをカバーできるだけでなく、広告収入を得ることも可能だ。
メディアクラフトがソフトウエアを提供しているChyron社の ChyTV では、ガソリンスタンドオーナーが洗車待ちの顧客向けにテレビを設置し、その画面に合成する広告を売り出したところ、毎月3000ドル近い収入となっているという。 ビジネスとしては小額かもしれないが、ガソリンスタンド経営者の雑収入としては馬鹿に出来ない額というところが、個人のAdSense収入と似ている。
もちろん、こうした環境を整えるためには、インターネットでGoogleがやったように広告主とディスプレイ設置店を結びつける仲介が必要になる。 ターゲット層、表示時間、表示頻度、表示期間などを細かく設定し広告主から広告料を徴収し、それをディスプレイ設置店に配分する。 ディスプレイ設置店では契約どおりの時間、期間、回数、その広告が表示されることを確認するシステムも必要だ。

