Windows Vista ビジネス向先行出荷開始
世界でも有数な大企業が1万人の従業員と5年の歳月をかけて新製品を開発したのに、一体誰がこの製品を欲しがっているのかいまいち不明。 こんなこと普通ありうる?
というのは、今日のマーキュリーニュースのテックコラムの冒頭の文章である。
Imagine this. One of the world's most powerful monopolies puts 10,000 people to work for five years to create one new product. And nobody is really sure if anyone wants it. How's that for a gamble?
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/business/16125519.htm
マイクロソフトは開発費総額を明らかにしていないが、エンジニア一人のコストが年間20万ドルとすれば、Windows Vistaの開発費総額は200億ドルにも上る。 これは、原子爆弾が開発されたマンハッタンプロジェクトにも相当する大規模な製品開発だ。
では、一体誰がWindows Vistaを待ち望んでいたか? マイクロソフトがXPのリリースから5年もかけて次の製品の準備をしている間に、インターネットの世界では日進月歩で新しい技術やテクノロジーが生まれ、実用化されている。 今では表計算もワープロもブラウザ上で無料でできるし、人がコンピュータに求める機能はOSではなく、インストールするアプリでもなく、ネット上に求める方向が進んでいる。
発売前から時代遅れ。
それでも、Windowsの新OSはパソコンの買い替え需要を生み、周辺機器、ソフトの市場を盛り上げ、Windowsに依存するソフトメーカやハードメーカには対応するための新規開発、新製品、アップグレードとビジネスを産んでいることは確か。
しかし、これはユーザが望んだものではない。
マイクロソフトはXP直後にVista(Longhorn)の開発をスタートしたが、今度はどうだろうか。 これから5年後にリリースするOSを今作り始めたら逆に遅すぎる。 ビルゲイツ無しのマイクロソフトは方向転換ができるのだろうか。
上記のコラムでも、Vista may be last of its kind と予測している。、