Webサイトのリニューアルを行う前に考えておきたいこと
サイトリニューアルの際に気をつけて起きたいことなど基本的な点をまとめてみたいと思います。 みなさんがサイトを作成、更新される際の参考になれば幸いです。
ここでは商品を販売する目的のビジネスサイトを前提としています。
皆さんがビジネス用 Webサイトをリニューアルする場合、多くの場合その最終的な目的は売り上げの増加です。 もちろん、イメージの一新、商品の入れ替え、ショッピングカートなど新機能の追加など、具体的にリニューアルする内容は違っても、ビジネスサイトをお金をかけてリニューアルする以上、費用対効果を考えて予算と内容を決めてゆく必要があります。
ここでは商品を販売するサイトを例に取って見ましょう。 このサイトでは、現在一日に平均100人のユニークビジター(訪問者数)があり、平均1件の商品が売れるとします。 このサイトのコンバージョン(ここでは訪問者に対する受注率)は1%となります。 分かりやすいように簡単な数字にしましたが、1%のコンバージョンはかなり高い数字です。
このサイトが売り上げを伸ばす方法が二つあります。 一つは訪問者を伸ばすこと。 1%のコンバージョンがあるわけですから、訪問者数が一日1000人に増えれば、現在のコンテンツのままでも一日の売り上げを10倍の10件に伸ばすことが期待できます。
もう一つは、コンバージョンを上げること。 100人のユニークビジターの内、買い物をしなかった99人の理由を調べサイトナビゲーションなどの改善を行えば、アクセスが増えなくても一日の売り上げを10件に増やすことができるかもしれません。
一つ目の方法と二つ目の方法では、作業の内容も大きく異なります。 訪問者を増やしたいだけなら、検索エンジンからのアクセスを増加させるために、検索エンジンへの最適化を行ったり、Googleなどに広告を出してアクセスの増加を狙います。 逆に、訪問者の購買率を上げたいのなら、購入しなかった99人の動きを調べサイトのナビゲーションや構成に問題点が無いか見直し、改善を図ります。
どちらの方法でも重要なのは、今現在サイトへのビジターがどこからきて、サイト内をどう移動しているかを正確に把握することです。
幸い、今日ではGoogleのAnalyticsなどかなり詳しいアクセス解析ツールを無料で使用することができますので、リニューアルを実施する前にまずは現在の状況を正確も把握するために一定期間アクセス解析ツールでサンプリングを行い、解析データの分析を行います。
そうすると、次のようなデータが見えてきます。
・特定のキーワードで検索エンジンからたどり着いたユーザの購買率が高い(低い)
・特定の広告をクリックしてサイトにやってきた人は最初のページだけみてサイトから出て行ってしまう確率(バウンスレート)が高い
・特定のキーワードでたどり着いたのに、その製品ページに行き着いていない
・リピータが2度目以降の訪問で購買する率が高い
などなど。
こうしたデータを踏まえて、サイトの改善すべき点に優先順位をつけて行きます。
・トップページから商品購入ページまでのクリック距離が遠すぎないか
・購買に結びつきやすい商品がトップページから見つかりにくくなっていないか
また、アクセスを増やすのにも、どのキーワードに注目して広告や検索エンジン対策を行えばよいのかが見えてきます。
このように、漠然と「うちのサイト、ダサいからそろそろイメージチェンジしたい」「オンラインの売り上げが低いからなんとかしないと」といった目的から、効果的なアクセス解析を行ったうえで戦略的にサイトリニューアルの方向性を決めてゆくことが大事です。
次回は(もしあったら)、検索エンジンとの上手な付き合い方について考えてみたいと思います。
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