カーナビ様はエライ(いろんな意味で)
私はカーナビがそんなに普及するより以前にアメリカへ来てしまったので、カーナビのオーナーになったことがありません。 それでも日本で友人の車に乗せてもらったり、タクシーを利用するたびに高性能なカーナビにはびっくりさせれていました。 今回の帰国では法事で家族を乗せて静岡まで移動する必要があったため、近くのトヨタでレンタカーを一日借りました。 その車に当たり前のようについていたカーナビなんですが、実際に使ってみると矢張り便利ですね。 道順を教えてくれるのはもちろん、道路規制や高速道路の料金まで教えてくれるので、料金所が近づく前にぴったりの金額を用意しておくことができました。 (これ、ETCがあればもっと便利だったんですけどね。)
でも、便利な音声ガイドをしばらく使っていて何か違和感を感じ始めました。
ナビ:「700m先○○の信号を右折です」
私:「はいはい」
ナビ:「まもなく信号を右折です」
私:「了解」
ナビ:「300m先、料金所です。 料金は2420円です。」
私:「OK」
私が幼い頃に夢想していた未来の車は、人間の命令に従ってどこへでも連れて行ってくれるはずでした。
私:「成田空港まで行くぞ」
車:「了解しました。 ご主人様。 湾岸ルートで参ります。 2時間ほど車内でおくつろぎください」
ところがどうも現実では、高度な計算に基づいてルートを選択し指示を与えているのがナビ様で、ナビ様の指示に従って実際に車を操縦するという単純肉体労働が人間。 主従の関係が逆になっているのです。 もちろん、行き先などの指示を最初に与えたのはこの私ですし、道案内をしろという命令に従っていると考えることも出来ますが、カーナビのガイドに従って車を走らせているとどうも車に指図を受けているようでちょっと癪に障りました。
カーナビ様は偉いのです。

