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仕事に誇りを持つか、自分に誇りを持つか

日本に行くといつも関心するのが、サービスの現場で働いている人たちの仕事が良く出来ること。普段アメリカのずさんなサービスを受けているだけに新鮮に感じるのかもしれない。おそらく日本の社員教育や道徳教育がしっかりしているというのではなく、子供の頃からそういうサービスを受けて育つと自然にそれが当たり前になるのだろう。

逆にアメリカ人からみれば、なぜチップ収入も無いのにコンビニの店員や駅のキオスクのおばちゃんがそこまで一生懸命働いているのか理解できないかもしれない。その仕事はあくまでマニュアル通りというわけではなく、マニュアルを守った上で心がこもったサービスを受けられる事が多い(最近「常に」とは言えなくなってきたが)。

日本ではドコモショップの店員から靴屋のおばちゃんまで、仕事に誇りを感じる。同じ誇り(プライド)でも、アメリカ人の場合、仕事の前に「私」という個人ありきで、自分のプライドが高すぎるから会社の製品やサービスのために己を消して客と向き合うことができないのではないだろうか。客にクレームされたり、質問をされると、自分が否定されたか試されたかのようにムキになってしまう。結果、いい加減な情報を伝達したり、会社のポリシーと異なるサービスをしたり、しなかったり。


日本のサービス業では多くの職場で、チップという制度がない。お客さんに喜んで頂いた事が直接収入に還元されるという仕組みが無いにもかかわらず、なぜ最低時給でファストフードでアルバイトしている高校生まであんなにハキハキ一生懸命なんだろう。自らもそうしたサービスを受け、家庭内でしつけを教育されて育った環境からだとすると、今の子供のそのまた子供の世代になっても、チップ制度なしでの高いサービス水準が維持できるのか不安だ。

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