ネットいじめ: cyberbullying
子供のネットセイフティについて考えるとき、有害サイトへのアクセスや子供が大人の犯罪に巻き込まれる危険と並んで、子供同士のいじめ問題があります。 ネット上では普段おとなしい子供でも、あまり罪悪感を感じないまま平気で人を傷つけるようなことを言ったり、人を脅したりする傾向があり、実際に自殺や殺人事件に発展したケースも少なくありません。 携帯電話、メッセンジャー、チャット、Eメールなどを使って行われる新しいタイプのいじめは、Cyberbullying (Bullying:いやがらせ、いじめ)と呼ばれています。
WiredKidsが運営する、STOP Cyberfullyingでは、Cyberbullyingをこう定義しています。
"Cyberbullying" is when a child, preteen or teen is tormented, threatened, harassed, humiliated, embarrassed or otherwise targeted by another child, preteen or teen using the Internet, interactive and digital technologies or mobile phones.
ちなみにこれを大人がやった場合は、cyber-harassmentまたはcyberstalkingとなります。
ネットいじめには次のようなケースがあります。
・ 被害者となる子供が、不用意にネット上に個人情報を上げてしまい、それをネタにネットで知り合った相手に「どこに住んでいるかは分かっている、ひどい目にあわせるぞ」と脅かされる
・ 学校の他の子供の悪口をネットで広めたり、馬鹿にする内容の書き込みを繰り返す
・ 被害者になりすまして、SNSサイトに偽のプロフィールを上げる
ネットいじめでは、加害者側がネットの向こうに実世界を感じられず、罪悪感が少ないまま被害者を追い詰めてしまうケースが多く、「殺してやる」などの執拗な脅しに警察機関が動いてみたら、品行方正の少年だったといケースが少なくないようです。
実際に起きた例では、学校の太った女児の写真をアップロードして、馬鹿にするホームページを作成したり。 複数の児童の写真を並べ、「学校で一番ブスコンテスト」の投票ページを作るなどのいじめ行為も報告されています。
ネットいじめは、加害者にも被害者にも、ネット利用についての教育が足りないことが原因と考えられ、家庭、学校、地域で子供のネットセイフティについて教育と監督を徹底することで被害を防ぐことが可能です。
特に、次の事はネットを利用するようになる前に子供にしっかり理解させておくことが大切です。
・ ネットでも実生活同様、自分が人にされて嫌なことは人に対してしない。 した場合は犯罪になる。
・ ネットに個人情報をあげるときは、よく考えて最小限に
実際に、日記や写真、プロフィールなどから住所や学校、実名などが簡単にわかる状態になっている人が大人も含めて沢山いますが、駅の公衆便所に張り出されたらこまるような情報は、ネットにも掲載しないほうがよいでしょう。 駅の便所のほうが閲覧可能な人の数は圧倒的に少ないですが。
