毎シーズン、流行の色やデザインがあるのでついつい本数が増えてしまうジーンズ。今ではオシャレの定番。
そのジーンズが作業ズボンとしてリーバイ・ストラウス社によって作られた話は有名ですね。
その作業とは、1848年から始まったゴールドラッシュでの金の発掘作業。
ジーンズはもともと「49ers」と呼ばれる夢見る男たちのためのズボンだったのです。
一人の大工が 、自分の作った水車を点検に行った川で発見した金。
そこから始まったゴールドラッシュ。
そのニュースはあっというまに全米を駆け抜けました。
「茂みの木を引っこ抜くと、根っこに金塊がゴロゴロひっかかっているらしいぞ」
「人々はみんな、豚が木の実を探すみたいに這いつくばって、地面の金を探しているそうだ」
「東の川には魚しかいないが、西の川は金がいっぱいだって!」
という噂話と一緒に。
商魂たくましい人たちは、西へ向けて旅立つ人たち用にトラベル用品を売り出し、中には
「カリフォルニアグリース! 1箱たった$10!
この油を体に塗って坂を転がり落ちると、なんと金だけがあなたの体にくっつきます!」
という商品の広告まであったそうです。
テレビショッピングの会場のおばちゃんたちの「おぉぉぉぉ~!」というわざとらしい声が聞こえてきそうな商品ですね。
そんなこんなで、カリフォルニアには金色に輝く夢を持った人たちが命を懸けた旅をして押し寄せ、その人たちが集めたゴールドのおこぼれに預かろうと、色々な商売も生まれたようです。
元々、家族を置いて一人で金塊探しにやってきたけれども、あまりに過酷な作業にへこたれて一抜けした元・坑夫は、同じように家族とはなれて黙々と穴掘りを続ける人たちの寂しさが良くわかっていたので、山奥から遠いサンフランシスコの街まで馬を走らせてポストオフィスまで手紙を配達する仕事を始めました。
また、穴掘り作業で泥だらけの服を洗濯してお金をもらったり、パイを焼いて売る商売を始めた女性もいました。
ある程度の金を採掘してお金に変えたら、それを元手に街で新しい仕事を始めるという先見の明がある人もいたそうです。

エレメンタリースクールでは4th gradeになると社会科でこのゴールドラッシュの勉強をします。
娘の学校ではGold Rush Dayというイベントがありました。
泥んこの中や芝生の中から金塊(!! モチロンにせもの。小石にペイントしてあります)を見つけて、これまたうそっこのお金に換えると、お買い物ができるのだそうです。
お水、レモネード、殻付きピーナツ、ビーフジャーキー、リコリス(甘草という植物の根の甘いエキスでできたグミっぽいお菓子。あんまりおいしいものとも思えない、ルートビアなどと同じように好みの別れるもの)など、当時を思わせる地味な品揃え。
そしてこの日はコスプレコンテストがあります。
150年以上昔風、超オールディーズなスタイルで。
女の子はだいたい、長いスカート、エプロン、ショールなど。
男の子はカウボーイハットにジーンズ、などでなんとなくそれっぽくして登校します。
学校での授業と宿題では「自分が遠いところから一攫千金を目指してカリフォルニアにやってきた開拓者だと思ってジャーナルを書きなさい」という課題が出されていました。
我が娘はボストンからはるばるやってきた設定だったそうです。((´∀`*))
娘は、ただレポート用紙に書いたのでは面白くないから、と学校の教室に手拭用に置いてある茶色のペーパータオルに細いペンでジャーナルを書き始めました。
そして書き終わるとわざとクシャっと丸めてまた広げます。すると味が出てイイカンジにボロっちくなるのです。
できあがったジャーナルを閉じるものももちろんボロっちくないと感じが出ないので、スーパーでもらえる紙袋で作ってありました((´∀`*))
自分たちが住むところに、どんな歴史があるのか知るのもなかなかおもしろいものですね。
というのは、実は大人になってから思うものなのかも。。。。

「金塊 採ったどぉ~!」